
こんにちは。パティシエのジャスミンです!
今回はDAIDOKOROの宴会を締めくくる、デザートについておはなしします。
その日一番おいしい素材を使って
私は普段、HIROBAのカフェスイーツと、DAIDOKOROの宴会用デザートを担当しています。
DAIDOKOROやHIROBAでお菓子作りをはじめてから、ほとんど毎日八百屋にいくようになりました。
「もう初採れのメロンがあるんだ!」
「棚のすみっこにさくらんぼが並び始めたなー」
「いろんな種類の柑橘が並んでいて、冬を感じるなー」
こんな風に八百屋から季節を感じられることがすごく楽しいんです。
なるべく自分の目でみて、お客様に届けるフルーツを決めて、デザートにすることを心がけています。

季節によって浮かぶフルーツが変わる杏仁プリン

初夏に美味しいブルーベリーのレアチーズ
「このフルーツ、今日の宴会に使えないかな?」
「ミントたくさんあって、このままだと廃棄になってしまうから使ってほしい!」
「イチゴ、余ってしまったんだけどジャムにできる?」
早朝に市場に行った八百屋さんから、そんなメッセージが届いて目覚める朝もあります。
そうした素材をを使ってデザートを作ることも少なくありません。
あるときは、知り合いの農家さんからさつまいもを大量にいただいたこともありました。
じっくり火を入れて焼き上げると、ねっちりとした食感とやさしい甘さが引き出せるさつまいもに。
これは、絶対にチーズケーキとの相性抜群だ!と思い、一口サイズのチーズケーキを作りました。
そのチーズケーキは、一時期、宴会に毎回登場する定番デザートに。
ひとりで何個も食べてくれるお客様もいるほど、大好評でした。

SHIZUKU FARMさんより安納芋のベイクドチーズケーキ
DAIDOKOROでは、こんな風に周りの生産者さんや八百屋さんが近くにいることで生まれる、ちょっときまぐれなデザートを楽しんでいただけます。
オープンなDAIDOKOROだからこそ
宴会の終盤、ちょっと落ち着いたころ、カウンターでデザートの盛り付けをしたり、フルーツの飾りつけをしたり、最後の仕上げをしてお客様の前に並べています。
待ちきれず見に来てくれるかたもちらほら…
ぜひ仕上げの様子も見ながらお楽しみください!
