
こんにちは!スタッフの宇宙です。
今日は、HIROBAのバーで飲めるお酒をご紹介します。
クエスチョン1FのHIROBAのカウンターは、夜になると、バーになります。
みなさん「八丈島の焼酎」はご存知でしょうか?
もしかするとピンとくる人は、まだ多くないかもしれません。
八丈島は、東京から南に約300km。
人口およそ7,000人の小さな島に、現在4つの焼酎蔵があります。

麦、芋、それぞれに個性があって、ラベルも味わいも、ちゃんと違う。
「今日はどれにしようか」と、選ぶところからもう楽しいお酒です!
島酒らしく、すっと飲みやすくて、
食事にもよく合うのが八丈島焼酎のいいところ。
焼酎に少し苦手意識がある人にも、まずは一杯、試してほしいと思っています。
実はこの冬、私自身の地元である八丈島へ年末年始に帰省し、
たまたまご縁があり島にある焼酎蔵をいくつか訪ねてきました。
ちょうど、台風21号・22号による大きな被害のあと。
八丈島は「局地激甚災害(局激)」に指定され、島のあちこちで復旧作業が続いているタイミングでした。
実際に島を歩くと、被害の大きさを実感します。
山が崩れた場所、土砂が流れ込んだ住宅地、
友人の家が丸ごと吹き飛ばされてしまった場所もありました。
ニュースで見る情報よりも、ずっと現実的で、静かな衝撃がありました。

今回見学したのは、八丈島にある焼酎蔵のうちの2軒。
どちらの蔵も、建物や設備に被害を受けながら、
できる形で酒造りを続けていました。
八丈島焼酎の伝承と革新を担う蔵元・小宮山善友さん
最初にご紹介させていただきたいのが、八丈興発株式会社の代表取締役を務める 小宮山善友(ぜんゆう)さん。八丈島の伝統的な島焼酎文化を受け継ぎながら、現代に向けた発信を続ける3代目蔵元さんです。
1947年創業の八丈興発は、島の豊かな自然と地元の原料を活かした焼酎造りを展開し、代表銘柄『情け嶋』やご自身が主導された常圧蒸留による麦焼酎『麦冠 情け嶋』で高い評価を獲得しています。


八丈島の風を紡ぐ、四代目蔵元・奥山武宰士さん
つぎにご紹介させていただきたのが、
八丈島の焼酎文化を受け継ぎ、未来につなぐ若き蔵人が 奥山武宰士(むさし)さん です。
1915年創業の老舗・八丈島酒造で4代目を務める武宰士さんは、プロサッカー選手として島を離れた後、都会での社会経験を経て故郷へ帰還。家業である焼酎造りに真摯に向き合い、自身の感性と技術で伝統を現代に活かす挑戦を続けています。代表作の一つ『江戸酎』は、八丈島産のさつま芋を多品種ブレンドする独自の仕込みで島の個性を表現した芋焼酎として注目されています。



離島から届く一杯を、支援につなげる
そんな中で知ったのが、
いつもHIROBAでお世話になっている酒屋・山田屋さんによる
離島からの送料を全額負担する復興支援の取り組みです。
飲食店向けに、期間限定で行われているもので、島からお酒を仕入れるハードルをぐっと下げてくれるものでした。
そこでHIROBAでは、この取り組みを利用して八丈島の焼酎を仕入れ、
浮いた送料分と、ほんの少しの気持ちを、島の復旧に役立ててもらえるよう寄付することにしました。

とはいえ、「応援してください」と肩肘を張りたいわけではありません。
まずはシンプルに、美味しいので飲んでほしいなと思っています。
HIROBAで島酒を一杯選ぶこと、
気に入ったら、別の銘柄を試してみること、
それだけで、自然と島や蔵につながっていきます。
八丈島焼酎は東京では少しずつ知られてきていますが、
関西や京都では、まだ出会う機会が少ないお酒です。
いろいろな背景はさておき、まずは一杯。
そのあとで、「実はこのお酒、島の話があってね」
そんな会話が生まれたら、うれしいです。
